京の頑固のひとり言
戦後生まれの団塊の世代
妻帯者・子無し。 京都生まれの京都育ち。三代は最低京都人。
旅行好き、遊び好き、仕事好き、美食好き、おしゃれ好き、人好き。少々お節介。
京都中華思想の持ち主。 山羊座B型 六白金星


 
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前書き


一話〜十話


十一話
『否定から入ると反発に会う』

十二話
『水場(すいば)』

十三話
『客が店を選び、店が客を選ぶ。』

十四話
『祇園祭』

十五話
『祇園祭 その2』

十六話
『昔の夏の風景』

十七話
『五山の送り火』

十八話
『料亭ちもと』

十九話
『リゾートとは』

二十話
『ついでにイタリア話』


二十一話〜三十話


三十一話〜四十話


四十一話〜五十話


五十一話〜六十話


六十一話〜七十話


七十一話〜八十話


八十一話〜九十話


九十一話〜百話



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十四話  祇園祭

七月の声を聞くと、夜になると祇園囃子の練習の音が聞こえてまいります。

小学生から、老人までが一緒に練習します。先ずは鉦(かね)からが初心者の入り口です。一人前になるまでは、鉾にはのれません。
♪コンコンチキチン♪で代表されますが、メロディーは鉾によっても違い、何曲もあります。
昔は、この頃には仕事をするような雰囲気はありませんでした。高名な能楽者でも、お囃子が聞こえてくると、おしりがもぞもぞして何も手につかないようです。

地域の社長さんや旦那衆が縮みのパンツとシャツ姿で、お飾り物を蔵から出して、すす払いや拭き掃除をされます。
大事な物ばかりなので、他人任せには出来ないんです。

11日頃からは、鉾建て山建てがはじまります。毎年の大工さんが縄だけで組み立てに来られます。
真木の代わりに松を使われ、それを大黒柱として組んでいかれるのです。
釘などは当然つかわれません。

 

Photo By Azusa Takahashi


祭りが終わると、解体され蔵に収納されるのですが、『ほどく』と言われます。
出来上がると、「鉾曳き初め・山かつぎ初め」という走行テストを皆で行い、大丈夫かどうかの確認をされます。
高さ25m、重さ12トン。車輪の大きさは1.9mあります。
漆を塗った柱や金飾りや、組みひも、水引、彫刻、絵画、人形などで懸装され、『動く美術館』と呼ばれる程、荘厳な物となっております。

すべて住民の寄付で作られて参りました。
今で言うボランティアの世界ですねぇ。



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