京の頑固のひとり言
戦後生まれの団塊の世代
妻帯者・子無し。 京都生まれの京都育ち。三代は最低京都人。
旅行好き、遊び好き、仕事好き、美食好き、おしゃれ好き、人好き。少々お節介。
京都中華思想の持ち主。 山羊座B型 六白金星


 
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前書き


一話〜十話


十一話
『否定から入ると反発に会う』

十二話
『水場(すいば)』

十三話
『客が店を選び、店が客を選ぶ。』

十四話
『祇園祭』

十五話
『祇園祭 その2』

十六話
『昔の夏の風景』

十七話
『五山の送り火』

十八話
『料亭ちもと』

十九話
『リゾートとは』

二十話
『ついでにイタリア話』


二十一話〜三十話


三十一話〜四十話


四十一話〜五十話


五十一話〜六十話


六十一話〜七十話


七十一話〜八十話


八十一話〜九十話


九十一話〜百話



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十七話  五山の送り火



今年の五山の送り火「大文字」の日は、金閣寺近くの友人の家に招かれ、大人数での宴会でした。
八時にはベランダに上がり、大文字の点火を待ちました。
時間通りに点火されたのですが、丁度「大」の字の前に電信柱が立っており、情緒を台無しにしていました。
便利さを追求すると、自然をこわしてしまう。どちらが正しいのか考えさせられます。

八時十五分になると、左大文字に最初の火が点き、上のほうから、大の字に点々と何十本の松明が、点字の様に並んで行きます。 銅鑼の音で一斉に火床に点火されてまいります。
近くなので、話声等も耳に入ってまいります。
位置的な関係で大の字では無く、右半分のKの様にしか見えませんでしたが、黒いお盆にお酒を入れ、眼の高さまで持ち上げ、そのK(大文字)をお盆のお酒に映し、 代わる代わる今年一年の無病息災を願いました。
昔から、先斗町のお茶屋や料理屋の川床で、この様な習慣が残っておりました。
最近はやはり、知らないうちにビルが建ったりして、見えにくくなっております。

昔の私の家では、二階の窓を開け部屋の中でも、妙法の妙の字が見えたものですが、いつの間にか、大学の校舎の新築で全く見えなくなってしまった事を思い出します。

時の流れでしようね。

「大文字、ビルの隙間で、無事祈る」



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