京の頑固のひとり言
戦後生まれの団塊の世代
妻帯者・子無し。 京都生まれの京都育ち。三代は最低京都人。
旅行好き、遊び好き、仕事好き、美食好き、おしゃれ好き、人好き。少々お節介。
京都中華思想の持ち主。 山羊座B型 六白金星


 
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前書き


一話〜十話


十一話〜二十話


二十一話
『ついでにイタリア話2』

二十二話
『京の粋な懐』

二十三話
『鞍馬の火祭り』

二十四話
『紅葉探索(三尾)』

二十五話
『お茶屋さんはコンシェルジュ』

二十六話
『紅葉探索(嵐山)』

二十七話
『イジメ』

二十八話
『季節を食べる』

二十九話
『季節を食べる2 かにづくし』

三十話
『取り残された?京都』


三十一話〜四十話


四十一話〜五十話


五十一話〜六十話


六十一話〜七十話


七十一話〜八十話


八十一話〜九十話


九十一話〜百話



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二十三話  鞍馬の火祭り

十数年前初めて、友人が貸しきっているおうどんやさんの二階での『鞍馬の火祭り』見物に招かれました。

そこは今から思えば言わばかぶりつきで立地最高の観覧席でした。
出窓に出ていると松明でススは鼻に入り、掛け声の「祭礼や、最良(サイレイヤ、サイリョウ)」を大声で掛ける。

最後には声が出なくなってなってまいりました。

大変満足して帰った思い出です。



それから毎年の恒例行事のように誘って頂くようになりました。「今年はいいかなぁ」(ご遠慮しようかな)と思う時もありましたが、友達から連れて行って欲しいと頼まれ、 結局毎年一緒に行っています。

ある年、祇園祭のお神輿を長年担いでいる友人で、元ウエイトリフティングの選手に「火祭りで松明を担ぎたい」と頼まれ、私もきこり役になって出ました。
その風貌とキャラクターであまりに友人が目立った為、ニュースは彼ばかりが映り、地元の皆さんからクレームがつき、翌年からは祭りに参加出来なくなってしまいました。
残念でしたが、それは仕方がありません。



歴史を紐解くと、鞍馬や八瀬は細い街道の日本海や琵琶湖につながる道で、京都御所が攻められた時には、逃げ道として利用出来る様になっていました。
その為、村では帯刀が許され、鎧兜まで持っていたわけです。
火祭り当日は各々の家がそれらの鎧兜などを飾り、披露されています。



昭和天皇がお亡くなりになった時、棺を担いだのは八瀬童子です。

歴史は残っているのですねぇ。

松明を担ぐ姿は手甲脚般姿で、ふんどしには相撲取りの様に前裁きをつけ、肩あてをつけ、地下足袋をはき、女物の長襦袢を羽織るというとても奇怪な出で立ちです。



クライマックスには、由岐神社前の石段に各家々から集まった大松明を30本ぐらい並べて立て、火の子をかぶりながら、神輿が降りて来るのを待ちます。



神輿の先端にその年の若者がふんどし姿で、空に向かって大股開きをするという慣わしになっています。

京都の人でも殆ど見たことの無い「京都三大奇祭」の一つに数えられる祭りです。




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