京の頑固のひとり言
戦後生まれの団塊の世代
妻帯者・子無し。 京都生まれの京都育ち。三代は最低京都人。
旅行好き、遊び好き、仕事好き、美食好き、おしゃれ好き、人好き。少々お節介。
京都中華思想の持ち主。 山羊座B型 六白金星


 
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前書き


一話〜十話


十一話〜二十話


二十一話〜三十話


三十一話〜四十話


四十一話〜五十話


五十一話
『多くの観光客』

五十二話
『おいしい料理』

五十三話
『おもてなし』

五十四話
『武士の情け』

五十五話
『最近の若者』

五十六話
『川床』

五十七話
『祇園祭』

五十八話
『祇園祭2』

五十九話
『職業に貴賎あり』

六十話
『大文字(五山の送り火)』


六十一話〜七十話


七十一話〜八十話


八十一話〜九十話


九十一話〜百話



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五十二話  おいしい料理

先輩から、西大路御池にあるご子息が営まれている和食屋さんに家内と招待されました。

以前、居酒屋とおっしゃっていたので、あまり興味を示しませんでした。あまりにほったらかしていたので、お誘い下さったのでしょう。
伺ってみると、住宅街のど真ん中にあり、自宅の隣で営業されていました。

「これは居酒屋とはいえないでしょう。謙遜し過ぎです。」と、ビックリしました。

新しい京屋風の建て方で、一階はカウンター、二階は20名程座れる四角形の大テーブルと小部屋です。
古い箪笥やミシン、看板や有名作家の絵や書がおいてあり、器もとても凝った物でした。

昔、京都から車で40分ぐらいのところにある「亀岡市 湯の花温泉」で料理旅館「容身」をされていた名残もあるようです。

店名はひらがなで「ようしん」です。

 

筍の木の芽和えから始まり、春のサラダとして水菜、はこべ、わらびが、温泉卵と共に長いもで合わされています。活き活きしたサラダです。
こごみとたらの芽の天ぷら。桶に豆乳を入れ、にがりを入れてその場で作る豆腐。筍とわかめの煮物、鯛の昆布締め、地鶏の塩焼き。
三日月の形をした陶器の中に、黒山椒のペペロンチーノ。お味噌入りのカレーライス。
最後はハート形のお皿に旬のフルーツとシャーベットのデザートで締めました。

京料理に慣れている私にとっては全てが新鮮で、とてもおいしかったです。
田舎育ちの部下も同行したのですが、「懐かしい!」という声を出していました。

素材7割、料理3割の発想で、おいしい物をお客様に喜んでいただける為なら、和洋問わず、挑戦される意気込みでした。

こんな風に形にとらわれない素晴らしい料理人が沢山あらわれてくると嬉しいです。



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