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九十五話 日本人の魂はこだわりによって守られた
京都の桜を何故こんなに多くの方が見に来られるのだろう?
ただ植えているだけではなく、丹精込めて、植木職人さんや、守る人がおられるから違うんでしょうね。
ソメイヨシノだけでは面白くないから、しだれや、八重桜、咲く時期のちがうものも植えます。
誰の為、自分のため?
人を喜ばせたり、驚かせたりする為に努力をするものですねえ。
京都は「まねし」、ただコピーをする事に満足しません。
最初は、写しから入るのですが、そのときは写しと必ず入れます。
それを習得すると、自分流にこだわり新しい物を創るのが、アーチストなんです。
伝承と伝統の違いでしょうね。
呉服業界を始め、工芸品も、量を作りすぎた為に、過当競争になりました。
食品もそうですね。
「デンボ(できもの〉と・・・屋は大きくなったらつぶれる」ということわざがあり、
こだわりつづけ、近代化にあえて逆らい、量産をしませんでした。
生産にこだわった京野菜は今引く手あまたになってきています。
ようやく、手作りの物が脚光を浴びる時代にはなってきましたが、後継者がいないという問題がでてきております。
お寿司屋さんで、何十年とお寿司だけ握っている事は、私には出来ないでしょうね。
何かそこに、工夫をしたいと考える物ではないでしょうか?
変えられない場合は弟子にまかせ、経営者になっているでしょうね。
自分だけのこだわりの物を欲しいと思いになったら、京都にお越し下さい。今なら、まだつくれます、お誂えの世界ですね。
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