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  市田 一時期、京都の水がテレビで特集されてたことがありましたね。今、井戸水はあまり使われなくなったらしいけど。確かに水がよかったからこそ京都はこんなに食文化も発達したんですもんね。
   
  松山 以前、祇園の老舗料亭「菊乃伊」の村田さんに、なんで京都のだしはこんなにうまいのか聞いたんです。すると「ものすごく簡単なことですわ。京都の水のPh(ペーハー)が、昆布だしを出すのにむいてるんです」って。料理も化学なんですね。
   
  北村 ちょうど、名古屋で硬水と軟水に分かれるんですよね。軟水だから、いい昆布だしがでる。
   
  松山 昆布に限らずカツオだしもおいしいね。
   
  市田 軟水やから、鴨川の水で顔を洗うと京美人になるんやね。
   
  松山 鴨川の美顔水として売り出したら、売れるかもしれませんね(笑)。染め物の発色が良いのも、水のおかげやし。学問の化学じゃなくて、身近な京都を科学的に捉えても、おもしろい発見ができるでしょうね。
   
     
   
     
     
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