渡来文化の伝来
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最終更新日:2014/04/27
京都ってこんなとこ, 頑固おやじのひとり言
親戚の法事の食事会で、黄檗山万福寺の門前の中国伝来の普茶料理店白雲庵に行ってまいりました。
万福寺には昔も参拝したことがあり、中国の僧が、代々管長を勤められ、中国明時代風のお寺であった事は覚えておりました。
開祖隠元禅師は江戸時代初めに徳川家綱から招来され弟子20名を伴って来朝されました。
文物は、美術、医術、建築、音楽、史学、文学、印刷、煎茶、普茶料理等広汎にわたり、宗教界だけにとどまらず、広く江戸時代の文化全般 に影響を及ぼしました。
この他、隠元豆・西瓜・蓮根・孟 宗竹・木魚なども禅師の請来によるものです。
http://www.obakusan.or.jp/about-oubakusan/index.html
興味が湧いて奈良の東大寺も調べて見ました。
鑑真和尚も唐僧と書いてあり、大仏殿を造営されました。 開眼法要はインドの僧がなされました。和尚は唐招提寺を自坊とされ生涯を全うされました。
その頃の文化技術は渡来人からもたらされていた事は疑う余地はありません。
以前ひとり言に書いた「除福伝説」にも紀元前の話ですが3000人が日本に住み着いています。 朝鮮半島からも多くの人が移り住んだ歴史があります。
文明からは遅れていたのですが、移民に対する摩擦はあまり無かった様ですね。
しかしながら今の日本は移民の受け入れに消極的な政策です。 又、今回の原発問題により、昔の様な外国人があこがれを持たれる国でなくなっているのでは?
日本の考えを昔に変える時期に来ているのではないかと存じます。