五山の送り火
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最終更新日:2021/08/22
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お盆の、八月十六日、例年行われます、小さい頃は大文字さんとよんで、浴衣に着かえさせられ、鴨川等に出て、お参りさせていただいたものです。お盆に家に帰られたお精霊さんを冥界へ送る仏教行事です。他の観光地などで行われている火で文字を書くイベントとは趣旨が違いますので送り火を「大文字焼き」と言うと、京都の人にはなじみません。
五山の送り火は、お盆の始まりに帰ってきた先祖の精霊をお盆の終わりに見送るため、あの世へ通じる暗い道を明るく照らし、無事に帰れるように願って始められたといわれています。火をともされているのは、地元の方で、観光用ではありません。旅館やお茶屋さん料理屋さん達は、護摩木をお客様に買っていただき、消し炭をお守りとして、お客様にお渡しされていました。川床では、丸い漆の盆にお酒を入れて、大文字をそこに映し、無病息災を祈願されたりしていました。
「五山送り火」の名前が示すとおり、現在は、「大」、「妙法」、「大(左大文字)」、「舟形」、「鳥居形」の五つですが、享保2年(1717年)の『諸国年中行事』という書物には、この五山以外でも送り火がされていたと記されており、市原野の「い」、鳴滝の「一」、西山の「竹の先に鈴」、北嵯峨の「蛇」、観空寺「長刀」があったとされています。しかし、これらは早くに途絶え、現在は五山が残るのみとなっています。現在五山の送り火は京都市登録無形民俗文化財(1983年6月1日)に指定されています。
◎起源や理由がいまだ不明⁉「京都五山送り火」に隠された二つの秘密(tenki.jpサプリ 2015年08月14日) – 日本気象協会 tenki.jp
—–2021大文字—–
ーーーーー 五山のyoutube ーーーーー
【京都の夏の風物詩】1分でわかる 京都 五山送り火/ 京都いいとこ動画 – YouTube
2021年【異例の光景】京都「五山送り火」コロナの影響で規模縮小 – YouTube
「五山送り火」去年に続き規模を縮小して実施『大文字』は“中心と端”の6基のみ点火(2021年8月17日) – YouTube
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