季節を食べる
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最終更新日:2014/04/27
頑固おやじのひとり言, 食べたり呑んだり
ボージョレイヌーボーの季節ですが、私は松葉蟹の解禁の方が待ち望まれます。
40年ぐらい前に、母が山陰の香住から蟹を買って帰って来た時、「5,000円もしたわ。」と言っていました。 その当時の値段です。
私が「ステーキの方がいいのに」と言ったところ、「まあ食べてみなさい」と言われ食べました。
その次の瞬間、「ごめんなさい」と謝りました。
それはかつて食べた事のないおいしさでした。
現在ではさらに超高級ですが、シーズンに2,3回は何とか頂きたいものです。
勢子蟹(こっぺがにとも言われます)という松葉蟹のメスは、小さいけれどもリーズナブルで卵も持っていて、とてもおいしいです。
9月は秋刀魚。
10月は鱧が油がのり、鱧しゃぶ。丹波の松茸で土瓶蒸。
冬はてっちり、すっぽん鍋、沖すき、にしん蕎麦。
正月はおせちとお雑煮。
春は筍。
夏は鯖寿司、鱧寿司。
まさに料理で四季を味わえます。
またお漬物も旬があり楽しめます。
特に冬用の保存食の中にはおいしいものが沢山あります。
年がら年中食べれる事もいいですが、京都では季節を食べているようです。
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