おもてなし
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最終更新日:2014/04/27
京都ってこんなとこ, 頑固おやじのひとり言
京都観光が実際に始まったのは時代が安定し、庶民の暮らしに余裕が出来てきた江戸時代後期だそうです。
1780年に刊行された「都名所図会」が観光ブームの火付け役になったようですね。
やはりマスコミの影響は今も昔も変わりませんね。
観光客が増えるとおもてなしの精神が自ずと培われて来たのでしょう。
京都では、良家の子女にはお茶を習わす習慣がありました。人付き合いを大切にするため、心を込めたおもてなしを学ぶためには茶道が最適ということで、 作法や教養を付けさせる為に習わせたのでしょう。
亭主の思い、花を活けた人の思い、お菓子を作った人の思い。 表面だけを眺めているだけでは気付かない深い部分にこそ、日本人独特の世界、「YES or NO」で表せない、 行間の世界を茶道を通して学んできたのでしょう。
言わず語らずでしょうか?察しでしょうか?
しかしながら昨今の京都のサービスはいただけない物があります。 たまにそのようなもてなしの気持ちを持っている娘に会うと、出身は何処?と聞いたり、家庭の事を聞いたりしてしまいます。誉めて続けて下さいと言っておきます。
こんな若い人が無くなったらと思うと、世知辛くなります。
飲食店に入ったら、お水やお茶が必ず出てきます。
外国ではどうでしょう。注文しないと出てきません。
最近の日本もお茶下さいと頼んでもウーロン茶しかありません。
しかも有料ですよね…。
寂しい気持ちになります。
でも最近は、缶入りお茶やミネラルウォーターの売れ行きがすごい様です。 若い人も沢山飲んでいます。
健康志向で人工の物に疑いを持ち出したのかもわかりませんね。
これからお客様にもコーヒーではなく、お茶に代える様にしようかなあ。