絵馬奉納
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最終更新日:2014/04/27
京都ってこんなとこ, 頑固おやじのひとり言
京都倶楽部のサイトの読みものの中で、 おもしろ絵手紙教室を担当して頂いている、画家「辰本青花」先生が上賀茂神社への絵馬を奉納される式典にお招きを受けました。
樹齢500年以上の御神木の杉の木が、7年程前の12月の台風の時に崩壊してしまったのを、宮司様が保存され、乾かされ、保管されておられたのを 神社の氏子でもある青花先生に絵馬の奉納して頂けませんかと持ちかけられたものです。
120年ぶりの絵馬の奉納との事でした。
当日は新緑が目にしみる様な良い天気で、小川には桜の花びらが浮いておりました。 絵馬は白梅の林の中に、神山号(こうやま)という白馬が描かれておりました。
2688年前に神様が神山に降臨されたという史実から、名づけられた馬です。 大変愛くるしくりりしい姿で描かれています。
絵馬は普通は柱に金具で取り付けられるものですが、社が重文のために掲げる事は出来ず、特性の器具に奉納されていて、参拝者も見学出来る様です。
当日は競馬会の練習の日でもあり、二頭の馬が全速力で疾走している姿は圧巻でした。 乗り手も先祖代々世襲との事です。
何百年も同じ事を繰り返す努力は並大抵の物ではないなあと改めて感心いたしました。
なおらい〈食事会〉の席では、宮司様がご感謝の御挨拶をされ、 絵馬の奉納のいきさつをお話されました。時の流れにより、青花先生の御奉納となった様で必然性を感じました。
京都は底流に歴史が今も脈々と流れているのを実感した一日でした。
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