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週休三日制の愚

公開日: : 頑固おやじのひとり言

加藤官房長官は四月五日の記者会見で、希望する正社員が週休3日で働ける制度の導入に向けて検討を行う考えを示されました。これがどんな意図で発言されたのか、私には理解できません。総理自ら、殆ど休みを取らない国ではありませんか、もともと、日本は、働き者が誉め言葉です、この国を支え、働くことで、創意工夫や、共同作業等をして学び、助け合いをして成り立っていたのではないでしょうか。それ故、他国よりもいち早く敗戦後復興し、経済大国となったのではないでしょうか?仕事のやりがいを求め、一次産業は自然の状況により、現場で朝早くから働いたり、休みは、次の作業の用意をしたり、機具の手入れをしたりしていたのでは。単純作業をして来たのではありません。女性は、家にいて、子育てや、家事の他に、一次産品の加工をしたり、売りに行ったりという男と共同作業をしてきた筈です。商売でも、奥様は御領さんと呼ばれ、旦那さんを支えておられました。家族一体、地域一体の共同体であったのでしょう!江戸時代から、外国人が日本に来て、奴隷のいないのに驚かれ、一般庶民に笑顔が溢れていたようです。「貧しくても高潔である」と言われた様です。日本に来た外国人は、征服をあきらめ、同化されていった方も多くおられます。また、日本人は、外国の優れたものから学ぶ積極的な姿勢が見られた様です。

中小零細企業や、個人事業主は、常にいいもの作りの為に、新技術を学んだり、試行錯誤しながら体得して成長していったと思います。最近では、オートメーションで大量生産や大量消費という概念、使い捨て、広告等に洗脳されて物を買う様になり、生産物に対する感謝も無くなってまいりました。西欧では、資本家と労働者は別で、決められた時間を働くのが労働者の仕事であり、創意工夫は技術者の仕事です。労働は苦でしかないようです。日本の大企業の非生産部門や官僚も上司の命令や指示に反抗しないで、休みが多い方が良いのでしょうが?働き甲斐という言葉は日本にあります。若い人の意見を尊重したりしないと、いい人材は、スピンアウトしてしまいます。日本の歴史は、1000年以上前から、農繁期には民を徴用して使ってはならないと決められていました、民が農耕しなければ、食べられず、養蚕しなければ、きものを着る事は出来ませんでした。稲作には、村人の間の協力が欠かせません、水田には、満遍なく水を供給しなければなりません、効率よく水路の整備をしなければなりません。田植えでは、同時期に一斉に行われ、老若男女子供までが駆り出されていました。また、春には豊穣を願い、秋には感謝の祭りを行い、蚕を育て繭を収穫していました。村落共同体の慣習やしきたりを尊重していました。また、冬季には男は出稼ぎで、杜氏になったり、魚や、野菜や米を加工したりしていました。

京都の呉服業者は、田舎から丁稚で修業して、番頭になったり、旦那になると、故郷から丁稚として採用し、教育を受けさせたり、仕事を教えたり、一人前に成長出来る様にしていました。また、女性も行儀見習いとして雇用していましたから、お店自身が一つの家族であり、共同体で共存共栄を計ってきました。また、優秀な物にはのれん分けをさせ、独立させたりもしていました。日本では同業者の組合がとても多いのですが、外国には同業者はライバルであるようで、垂直の連携はあるのですが、横の同業者の会はあり得ない様です。

養蚕業界も、中国からの安い絹が入り、衰退してしまいました。これから、TPPにより安い農産物が入ってくると、日本の農業も衰退の一途かもしれませんが、外食産業で国産の農産物のみ食材にするところも出てきました。また、品種改良で、他国では出来ないおいしい農産物も出来てきて、日本料理が世界遺産になった為に、輸出も始まってまいりました。日本酒やお茶、魚や肉までも輸出される様になりました。このように日本の経済観の神髄は、稲作文化であるという事は紛れもない事実です。SDGsにしても、サステナブルにしても横文字で新しいものの様に思いますが、日本ではとっくにしているのです。美意識も高いため、きものは、100年以上、三代着て普段着にして、座布団にして、雑巾にして使い燃やして灰で畑の土壌改良します。農産物も加工して、漬物にしたりします、魚も発酵食品等に加工します。お豆腐も最後はおからにして食べたり、畜産の餌となります。もったいないという精神は、自然の物に感謝し、作り手に感謝する、いただきます、ごちそうさまの精神ですね!木造の建物は、柱や、壁、家具に至るまで修理して使えます。コンクリートはつぶさなければなりません。産業廃棄物となります。

主食を和食に戻し、地産地消し、お国自慢の物も直接売るような物流にすれば、昔のふり売り、市場と同じですね。京都の老舗料理店は、仕入れも永年同じ所から仕入れをいたします。安心。安全な物、旬の物を直仕入れしています。信用をお互いにしています。これも共同体ですね。近所の老舗お豆腐屋さんは、日曜日以外は休まれません、朝三時起床で、夜六時閉店です。老舗旅館やなじみの料理店の為です、それを一般にも分けておられます。頭が下がります、お金より大切なのは、共同体意識と、信用の方が大切なのです。日本製の工業製品も、他国より優れているのは、共同体で切磋琢磨して、他国で出来ない物作りですね。これが、お金や休みより人生にとってはかけがえのないものと、DNAで持っています、それでいて、世界一の長寿国です。他国のルールを日本に当てはめないでいただきたく思います。

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