生き延びる知恵
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最終更新日:2014/04/27
京都ってこんなとこ, 頑固おやじのひとり言
2005年、京都に観光でいらっしゃる方は年間5,000万人になってまいりました。
特に4月、5月、11月は満杯です。
桜・紅葉で、咲き具合・色づき具合等を確かめながら来られます。
男女比は六割以上女性で40歳以上が多く、リピーターが多い。
各宗派の総本山や、茶道、華道の行事、祭りがあるためでしょう。
殆どが昔から行われているものを少しづつ進化させているのが、お客様を引き付けています。
花灯路(観光地のライトアップ)等はいい例です。
自然の流れに行事が目盛りになって旬の京料理を楽しむ。
桜なら、円山公園の花見、今宮神社、鴨川のほとり、平安神宮の紅しだれ、御室のぼたん桜等、京都はテーマパークの様ですね。
「パリやロスにちょっと詳しいより、京都にもっと詳しい方がかっこいいかもしれないな」
JR東海『そうだ京都、行こう。』より引用
私の姪がオーストラリアに旅行に行って来て帰った時、「英語はしゃべれたけれど日本の事を知らなかったので会話にならなかった」と言い、京都をもっと勉強するといっていました。
国際交流は先ず自分の国を良く知って、相手の国との違いを知らないと交流にはならないでしょうね。
世界に1000年以上の歴史を持ち、発展し続けている都市はそんなに無いでしょう。
その間に天変地異があったり、疫病が流行ったり、戦争があったりして壊滅状態を何度も経験している所には必ず生き延びる知恵があるのではと考えます。
京都議定書等の京都会議が開かれるのも、むべなるかなですね。
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