京料理 (竹茂楼)
公開日:
:
最終更新日:2014/04/27
頑固おやじのひとり言, 食べたり呑んだり
京料理の源流は公家文化や寺院の食に由来するが、江戸時代は時の勢力者である武家の為に、創意工夫がなされて来た。
東海道の入り口である東山の粟田口には、瓢亭や美濃吉竹茂楼、若狭に通ずる街道には、山ばな平八、大阪からは伏見という様に発展して来ました。
そのころは料亭では無しに、茶店が発祥だと存じます。
又、御所近くに、柊屋、俵屋、炭屋も旅籠が原点でした。
この「頑固おやじのひとり言」で、メール友達になり交流を深めている、カナダのトロントで、懐石料理をなさっている橋本さんにご招待を受け、竹茂楼にやって来ました。
5月のお料理で、端午の節句です。由緒ある武者かざりがあり、会席料理が始まります。
付けだしは、袴の形をしたお膳に菖蒲がのせてあり、鯖寿司をちまきにまいてありました。
お刺身は葵の葉に、鯉の洗い酢みそ和え、煮物は朝堀の白い筍を、おすましにしてあり絶品です。
焼き物は、小鮎でたて酢で頂きます。筍をスッポンの出汁で煮たものは出色でした。
食材も器も季節をいただくという贅沢でした。
最後には抹茶を南蛮船の絵柄の器で頂き大満足でした。
五感で料理を楽しむ事が出来ました。