お茶屋のバー
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最終更新日:2014/04/29
頑固おやじのひとり言, 食べたり呑んだり
「お茶屋のお座敷は一見客お断りだとして、ホームバーに立ち寄るだけでも、誰かの紹介が無い一見客は無理なのでしょうか?」という質問がありました。
現代ではなくなりつつある常識です。
御茶屋側の立場での見方をお知らせいたしますと
- たいていの御茶屋さんは女性だけで運営されています。生活をされている家の場合が多い。見知らぬお客様は、どのような人かは解りません、不安が先に立ちます。
- ほとんどの店は常連さんでなりたっています。常連さん優先に考えます。雰囲気を壊す方は入れたくない。
- 料金表もなく、カードを扱っていない店も多いので、支払いでもめる事をしたくない。
- 紹介の方は、その方に仲裁をお願いできる。
- どんなお客様であるのか前もって聞いておければ心配しなくて、紹介者の話からでも、糸口があります。常連客は御茶屋さんも大事にします。 紹介したく無い方
- は、紹介しません。
一時的な繁盛より、継続してお店をする事が大事とお考えです。
昔の御茶屋さんは、請求は1年に一回でした。
その間、料理代・お花代お車代全部お立て替えされます。
1年に一回のお支払いです。よっぽどの信用のある人しかつけに出来ませんでした。
今は毎月になっています。飲んでいるときに、数字を見せ支払いをさすことは、興ざめするとお考えでした。無粋な事ですね。英国等の会員制倶楽部の原型の様なものとお考え下さい。
気に入らない客は入る事も出来ません、ましてやメンバーになれないのです。
京都の花街はほとんど一緒のしきたりです、店により違いがあるくらいです。
私は御茶屋さんは遠い親戚と思ってくだい、行くときには、先ず連絡し、何をしたいかを告げ普段着ではいかない、色んな質問やお願いはされてみたらいかがですか。
お土産は何がいいのか?次に行く店、何処を観光すればいいのか?
常連になればホテルの予約なんかも頼めますよ。常連さんの中には、医者、僧侶、呉服屋さん等もおられます。コンシェルジェですね!
- 1つ前
- 京料理 (竹茂楼)
- 1つ後
- 職人魂 (こだわり)