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チュニジア(カルタゴ)

公開日: : 最終更新日:2014/04/27 ひとり言, 頑固おやじのひとり言

いつもの散歩仲間の、河野先生がチュニジアに今年2度行かれました。
黒にんにくの栽培を同国で再興される試みです。
報告会をして頂きたいと申し入れし、今回10名程で拝聴いたしました。

チュニジアでは馴染みがなかったのですが、カルタゴと聞き、ハンニバル等の映画の事を思い出しました。
フェニキュア人による建国は2800年前と言いますから、歴史はすごいですね。
古代のギリシャ時代で、その後ローマ帝国と戦い続けた歴史であり、イタリアのシシリー島を取り合っていました。
スペイン、オスマン、フランスの植民地になり1956年共和国として独立を認められた国です。

遺産はカルタゴ・ローマ帝国・フランスのもので到る所にあります。
南部はサハラ砂漠で、過酷な自然の様で、殆ど交通が出来ず、南のアフリカとの交流は少ない。
アフリカと言うより地中海エリアと呼んだ方が当てはまります。

国民はアラブ人が98%であり人口1000万人強。
アラビア語が公用語ではあるが、フランス語も普及している。
農業の歴史も古く、ワインも生産されています。
緯度が仙台ぐらいで、穀倉地帯であり、昔ながらの農業で、有機栽培のままであり、肥料は残渣の堆肥です。
小麦やオリーブ、柑橘類の生産も多く、地中海からの水産物は豊富で食料自給率は100%を超えています。
市場で売られている野菜等も品質は良く、価格も安い。

大卒給与で2万円ぐらいながら、国民性は穏やかで、信用できる様です。
時間は比較的守られ、ラマダンの戒律も厳重に守られています。
ブータンよりの幸せの国なんでしょうね。

もともと、にんにくの原種があるところで、オリーブオイルとにんにく、トマト、塩をベースにした食べ物で、それに肉を入れたり、魚を入れるのが特色です。イタリア料理の原型のようですね。

中国が進出仕掛けていますが、嫌われているようです。
日本人はあまり虐殺の歴史がないので、安心されているようです。
日本の国際交流は大きい国より、このような国に技術供与や、ODAをしていく方が良いのかも知れませんね。

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