祇園まつり宵山
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最終更新日:2014/04/27
京都ってこんなとこ, 頑固おやじのひとり言
どんなことがあっても祭は挙行されます。
これを待ち続けて一年暮らしておられる方、祇園祭に参加するために、転居されてこられる方、仕事を休んででも参加される方、大勢おられます。
子供の頃から、町内でちまき売りをしたり、お囃子の練習をしたり、御神輿を担ぐ為に、日焼けしたり、体を鍛える為にジム通いをされています。
お祭りの起源等関係なしに、「踊る阿呆に、見る阿呆、同じアホなら踊ランや損々」です。
年齢を経て町会の役をして、色々な知識を深めていきます!
私は社屋の披露を巡行の日にして、遠来のお客様をご招待したのですが、大雨に遭い、そんな時でも、びしょぬれになっても鉾を引いておられ、私自身なにか後ろめたい気になり、お祭りに積極的に参加させて頂くようになりました。
入り込めば入る程、年功序列で、教えて頂くばかりでしたが、納得させられる事ばかりでした。
特に、毎年のご寄付は、出来るだけ横並び、特別な時の寄付は多くても結構、ランニングコストは少なく多人数から集める、大きなスポンサーに頼ると、そのスポンサー頼りになるという理由であります。
臨時参加はなるべくお断り、長年参加歓迎、無断欠席は御法度です。
あんな大きな祭でも、山鉾連合会は各鉾町に対する事務局であり、まとめ役であっても、命令権は無いようである。 昔は巡行の時に裃を着て歩けるのは、町内の地主であり、引く係は従業員や職人さん等で、終われば、足洗で宴をひらき、労をねぎらわれます。
鉾を引いていた人も、いつかは、裃を着て前で歩けるように、仕事を頑張るのです。
お囃子は、小さい頃から、囃子方として修行するわけです。このころから年功序列の意識が生まれます。
毎年同じ事の繰り返し、メンバーも殆ど変わりませんから、一枚の巡行順があるだけです。
それで一万人以上が動くのです。
これをマニュアルにしたら、何冊もの本になることでしょう、伝承の力は大きいですね。