神宝行列
公開日:
:
最終更新日:2014/04/27
京都ってこんなとこ, 頑固おやじのひとり言
祇園祭りの神輿の先導は、白い狩衣を着て、手袋をはめ、氏子組織の「宮本組」が担います。
宮のふもとで宮本と言います。菊の御紋のついた勅板が一番前を行きます。
九七四(天延二)年、神社周辺を練っていた神輿を、鴨川を渡って平安京を渡御するように命じた円融天皇の勅令が書かれているとされる
神宝は、勅板、矛、楯(たて)、弓、矢、剣、琴など武具や楽器のことで、神が身に着けるものだ。
神宝は紫色のふくさで抱えられ、朱笠を指してもらい行列されます。
これを運ぶ人も主役は決まり、交代要員はくじびきであります。
この行列が神輿巡行等を仕切り、責任を持ち警察等と連携を計ります。
隊列が乱れていないか。時間どおり通過しているか等です。
車道を通る事も多く、信号等も警察に指示する事もあるようです。
何せ、警察より古くからあり、天皇から勅令をいただいている行列ですから。
還幸祭の夜は、神輿が神社に納められた後、八坂神社本殿での昇天の儀に参拝させていただけます。
その他、清々講社(氏子地域の代表)、神輿の世話役等が参拝させていただけます。
毎年、役員さんから一枚の行列順の紙が配られるだけです。それで数千人の行列が挙行されるのです。
新参者は、先輩から口述で教えていただくしかありません。
衣装等は神社が持っておられるものもありますし、自分で誂えても構いません。
「日本の厄払い」が出来ますように。
- 1つ前
- 祇園まつりお御輿
- 1つ後
- 京都はそれでも続けます