負けて勝つ
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最終更新日:2014/04/27
それちゃうやろ, 頑固おやじのひとり言
戦後を創った男・吉田茂のNHKドラマの題名です。
これを見ていて、自衛隊が何故出来たかを知りました。
戦後沖縄を基地として確保したアメリカは当初、非武装となった日本は、連合国の後身である国連によって安全を保障されることが望ましいと考えていました。
しかし、日本占領の長期化に伴うアメリカの負担軽減の声の増大と冷戦の激化の中、朝鮮戦争の勃発は第2期の政策を一気に具体化させました。
朝鮮戦争勃発の翌月の50年7月、マッカーサーは日本政府に対して7万5000人の警察予備隊の結成を指令しました。 応募は38万人?あったとされていました。
連合軍が創った、憲法9条に違反する実質的な軍隊が、改憲を経ずに警察予備隊という名称で、ポツダム政令によって創設されたことは注目されます。
予備隊は、朝鮮に出兵する米軍の空白を埋めることを直接の目的とし、兵器や装備は米軍によって供給され、米軍が訓練しました。
52年10月には保安隊に、54年7月には自衛隊に改組されました。その間に日本の民間は朝鮮特需で、経済復興出来たといわれています。
ドラマでは、吉田首相の息子が、軍隊はダメ、基地はアメリカに貸さない、丸腰の日本を守るのは、政治家の仕事と、食って掛かっていました。
原発怖い、産業が衰退するのはイヤ、失業者が増えるのは困る、でも原発は無くして欲しい、今の日本と同じですね。
今迄の日本のマスコミは、領土問題では、中韓が難癖を付けているという論調でしたが、イタリアに行っていた、友人は、日本が悪い様に言われたと言っていました。
アメリカも領土問題は二カ国で平和解決すべきとスピーチしています。
「今アメリカに取って必要な国の優先順位でしょうか?」
橋下市長は日韓双方が竹島の領有権問題の決着を国際司法裁判所に委ねたうえで、島の共同管理をめざすべきだとの考えを強調されました。
弁護士であるだけに、「正しい主張が必ず通るとはかぎらない」事を熟知され、選挙に不利でも自説を述べられるのでしょう。
ある番組で、野田首相は、国際会議の席で、「両列島は、東アジアの平和の為の利用に使いたい、各国から、ご意見を賜りたいと述べ、近隣諸国を味方につけるのがいいのでは」という意見が出ていました。
私はこれが正解で、各国の新聞にアイデアの募集を行ったらと存じます。