取り残された?京都
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最終更新日:2014/04/27
京都ってこんなとこ, 頑固おやじのひとり言
日本人は元々、季節の移り変わりを楽しんで来た民族ですが、最近はエアーコンディションが効く平準化された現代的な人工環境の中で生活をしている。
欧米は「夏冬はヴァケーション」で「春秋は仕事する時」と二季になっています。
京都ではまだ、正月、節分(豆まき、お化け)、ひな祭、 桜、端午の節句、葵祭、祇園祭、五山の送り火、 お盆、お月見、時代祭、火祭、紅葉、顔見世と毎月行事があり、 遊ぶ時と仕事をする時の区別はありません。
吉例顔見世興行
食べる物も、旬の物を楽しみにしています。
水も井戸水を飲んだり、山に湧き水を汲みに行ったりしている人もいます。
だいぶ日本の今の流れから取り残されていますねえ。
季節が人の感性を支配している事も多い。
しかし、最近の京都ブームを見ると、「自然への回帰」、「昔の生活スタイル」、「伝統文化を楽しもう」とされている方が多いのに驚きます。
京都の年間5,000万人の観光客と言えば、日本の40%が毎年来られているわけです。
外国人はその内5%に満たないです。
これからもっと中国や韓国など、アジアの方がいらっしゃるようになれば、と考えると、今のままの京都がどこまで残って行くのが心配です。