京都に新しい息吹
公開日:
:
最終更新日:2014/04/28
京都ってこんなとこ, 頑固おやじのひとり言
「守・破・離」武道や芸能など世界で良く使われる言葉です。
人が成長する上で重要なステップを示しています。
分かり易く言うと、まず、マネをして、次の自分のオリジナルを混ぜてみて、最後に、新しいものをつくっていくということですね。
セブンイレブンで例えて見ると、先ずアメリカのコンビニのブランドを買い、システムを真似る、それで、日本流にアレンジする、そして、それを進化させて、もっといいシステムに作り変えるですね。
一日何回かの配送をしたり、お弁当や、おにぎり、おでん迄売る。そして、アメリカの本家まで、助けて上げるですね。
茶道の表千家は、400年以上前から、現代まで、全く同じ様式で茶道を極めておられます。
電気など一切使われず、庭掃除も竹箒でされます。合理性から程遠い作法です。
裏千家は、表があるから、立席等をされ、正座が出来ない外人等でも学んでおられます。「破」でしょうか?
今京都では新しい息吹が、きものの柄を活かし、がま口を作ったり、インテリアに使ったり、アロハ、地下足袋でスニーカー、足袋から靴下に等、新しい発想が出て脚光を浴びています。
日本手ぬぐいを、額にいれたり。使うものから飾る物への進化です。絹からの脱皮、衣料から、既成概念からの脱皮ですね。
抹茶でロールケーキ、フィナンシェ、ごまからサプリメントもあります。
老舗のオーナーが、全く新しい分野や、ファッションにトライする、自分たちの有利さを活かしたアイデアと挑戦です。
こんな人は外人から発想を拝借したり、他分野の方に協力していただいたりしながら、「離」を作っていきます。
決して真似をしなければ、第一人者となります。
今では店を持たなくても、ネットで販売したり広告したり出来るのですから、後はやる気だけなんでしょうね!
蒔絵工の若い女性と会いました。
お父さんが師匠のようで、お茶室に入っても礼儀正しく、嬉しく思えました。
「守」の段階ですね。
若い人が日本文化を継承してくれている、なんとか成長していただきたいものです。http://www.nhk.or.jp/kawaii/locaspot/spot_121110.html