お正月
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最終更新日:2014/04/27
頑固おやじのひとり言, 食べたり呑んだり
子供の頃は、「もういくつ寝るとお正月」と歌いながらお正月を待ったものです。
昨日、おせちをを注文しました。
中身はごまめ、数の子、たたきごぼう、お煮しめは、にんじん、こんにゃく、れんこん、かまぼこ、出し巻き、龍皮昆布巻き、車海老、海老いも、鯛の子等です。
勿論、丹波の黒豆は欠かせません。これは、大家族だけ家で作れる物で、お正月から奥様方が料理をしなくてもよいように、年末に作っておくのです。
大晦日に八坂神社で、縄におけら火をもらい、火が消えないようクルクル回しながら持ち帰り、おくどさんに火をつけて京都のお雑煮を炊きます。
駄洒落だらけの中身です。
白味噌仕立てで、人の頭になるようにと頭いも、子孫繁栄の小芋、地に根をはるように大根の輪切り、丸い子餅を入れ、丸い物づくしで角を立てないようにとの配慮でしょう。
それに花鰹をふんわりのせて、「お祝いやす」と言って柳箸でたべます。
お箸は、水引付きのはしがみで、一人一人の名前を書いておきます。
食器は全部漆塗りで、お重、杯、お椀、酒器、祝い膳で、お殿様になった気分です。
お漬物はすぐき、千枚漬けがメイン。お菓子は花びら餅、お茶は大福茶。近くの神社に初詣をして、家での遊びは小倉百人一首、坊主めくり、すごろく、かるた、福笑い、トランプ。
おコタに入り、みかんを食べ、火鉢でお餅を醤油につけて焼いて食べたものです。外では、凧揚げ、羽根つき(バトミントン)、コマまわし。 女の子はマリつきでしたね。
何よりもお年玉をいただくのが楽しみでした。
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