精神都市京都
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最終更新日:2014/04/27
京都ってこんなとこ, 頑固おやじのひとり言
初詣から始まり、お墓参り、お祭り、厄払い、方位、易、占い等、大事な事を決める時には必ず見てもらいにいきます。
結婚の相性、名前、新事業の成否、不動産売買、人の採用まで聞きに行かれる方もおられます。
不動産は特に「方位が悪い」、「年回りが悪い」で売買が出来ない場合もあります。
陰陽師の安倍晴明の時代からの伝統ですね。
安倍晴明:晴明神社
決まれば、契約日、着工の日、地鎮祭、竣工式の日取りなど、次は暦と相談です。
これがルールの様に進んでいきます。
京都の祭りは神事でイベントではありません。
ですからお祭りの日を日曜日に合わすという発想はありません。
お祭りは毎年同じ事の繰り返しであり、マンネリこそ祭りなんです。
とはいうものの、細部は変化をし続けております。
ですから、1000年以上の歴史のある祭りも少なからず続いています。
あるとき外国の方が京都御所を見て、こんな城で1000年もエンペラーファミリーが続くのは奇跡だと感心しておられました。
京都を守ってきた精神的なバリアー、宗教的空間の存在、これが21世紀の世界作りにとって必要であり、 1997年に二酸化炭素発生の抑制などで地球温暖化を防止するための会議が京都で行われ、京都議定書が作られたのは、舞台としてなんとなく京都になったのではないかと考えます。
自然との共生を日常生活の中で行っている市民にとって、自然破壊は生活の基盤を脅かされるものです。