笑う象
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最終更新日:2014/04/27
ひとり言, 頑固おやじのひとり言
京都の目抜き通りの四条通にある藤井大丸百貨店の正面に、でっかい「笑う象」八匹の垂れ幕が下がっています。
藤井大丸前
今の京都は御所に迎賓館ができ、「サミットを京都に」がスローガンだそうです。
私の先輩であり、京の頑固こと私よりももっと頑固者の木村英輝さん。画伯と呼ぶと「違うぞ。」といわれます。
40年前に大阪万博でロックフェスティバルをプロデュースされました。 また、ビートルズを紹介した本を出されたり、京大の西部講堂でロックコンサートを常時開催され、その時代のカリスマプロデューサでした。
このムーブメントは音楽だけに留まらず、建築家や、空間プロデューサー、商業デザイナー、イベントプロデューサー等に新しい風として影響を与え、 その道では知らぬ人がいないが表には出ない存在となられました。また、京都の大きいイベント、伝統博などの中心人物でありました。
私はこの先輩にいろいろと教わり、京都で何度か自分がやりたいイベントをさせて頂きました。
最近は、青蓮院に襖絵を数十枚寄付されたり、レストランやウエディング式場の壁画を描いたりされています。
韓国済州島のリゾートの室内壁画も描かれていますが、気が向かないとお断りになる「頑固者」です。
アクリル絵の具で描かれるモチーフは蓮、蛙、象、豹、鶴、トンボなどキャンバスからはみ出る勢いの現在の鳥獣戯画なのかもしれません。
私は先輩の絵を見ると、「どうだ!!」と語りかけてこられるようで、元気がもらえます。
伝統のある町には必ず型破りの方がいられます。京都は人間も面白い町です。