祇園祭
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最終更新日:2014/04/27
京都ってこんなとこ, 頑固おやじのひとり言
7月に入ると京都の中心部の四条烏丸あたりは、祇園祭一色となります。
30~40年前までは、呉服屋さんは販売調整も兼ねて開店休業状態で、祇園祭に全国の顧客を招待しておられました。
鉾町の住人は誰かが囃子方をつとめられていたので、囃子が聞こえてくると、おしりがむずむずして、いても立ってもいられなかったようです。
長老がしきたりや、お囃子を教えたりして、長幼の序を自然と教えられます。
スケジュールは次の通りです。
http://www.e-kyoto.net/topics/07gion/index.htm
イスラエルのシオン祭りに源流があるともいわれます。 屏風祭(家の家宝を展示してみせる)。 ローマ時代には戦勝を祝してカーペット等をベランダに懸けた。
何か相似点がありそうです。
鉾の懸装品の中には旧約聖書を題材にした、ベルギーのカーペットや、 般若心経のカーペット等もあり、ごちゃ混ぜな雰囲気もあり国際的です。
山鉾の巡行は、民間人が、八坂神社の許可をもらってしている行事で、八坂神社の神事はお神輿行列です。
お役をされる方は毎年同じ方で、何十年とされておられ、次はご指名を受けるか選挙になります。ボランティアなのですが、名誉に思われておられる方ばかりです。
他人は入れないようですが、毎年毎年違う方では運営が難しいのです。しかし、氏子地域住人でない方でも、長くご奉仕なさっておられる方は多くおられます。
お祭りには莫大な金額が掛かっていますが、長年の積み重ねと、少ない金額の寄付金を多くの方から、会費のように集められて運営されておられます。
修復費等は公的な資金で補助を受けておられます。大会社からの寄付は臨時的な物にお使いになられ、決してあてにされないのが、祭りの永続の方法の様です。
また、ちまきやうちわ、手ぬぐい等お祭りグッズを売ったりして運営されています。
ボランティアの原型ではないでしょうか。
神輿の掛け声は「ホイット・ヨイト」です