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リタイヤ組の京都旅行

公開日: : 最終更新日:2014/04/27 京都ってこんなとこ, 頑固おやじのひとり言

昨日、お寿司屋さんに友人夫婦から招かれて行きました。
隣の席は埼玉県浦和からの熟年夫婦でした。
ホテルの紹介で来られて、今回三度目の来店との事です。
京都は同じ場所でも時期が違えば景色が変わり、また来る度に新しい発見があるので、年に何回も来られているようでした。

「若い頃あった光景が地元ではだんだんと新しく変わり、無くなってきているので、京都に来ると懐かしく思え落ち着けるんです」と言っておられました。
私の友人が、熟年離婚は無いですねえと言ったところ、ご主人が「そうでもないかも」と笑いながらおっしゃっていました。
最近旅行者で熟年カップルが段々と増えてきている様に思えます。
京都旅行が夫婦の絆の一助になれば幸いですねえ。

お寿司屋さんのご主人はその夫婦と同年代です。
代替わりの時期にきていらっしゃるのでしょう。仕事の手を休め、おひいきさんと同じ席で話しこまれておられ、息子さんが花板をされていました。

店の主人美しい光景でしたね。親の影をみながら育つと、跡継ぎになり易いのかなぁと思います。
その息子さんも金沢で修行をして来たそうです。
京都なら、ライバル店か、親父と仲の良い店になり、修行も甘えがでてうまく行かない場合も多いのです。
厳しく教育をしていただける店を親父が選んでくるのでしょう。
手先の動かし方をみると親父さんそっくりで、その事を言うと、すしの握り方だけ親父に習ったという事でした。
最近は職住がいっしょでないので、おやじの晴れ舞台を見ることが出来なくなってくると、別の道に進むようになって来ているのではと思います。
働いている姿を子供に見せないと。疲れて寝てテレビだけ見ているような親にはなりたくないでしょうね。

昔は床の間を背にして、着物を羽織られ説教されたら、口答えは出来ないものだったんでしょうね。
父親が怖いイメージをもたす為にも威厳を見せないと子供も服従しないですねえ。

私も若い頃母親にたてついていましたが、不承不承の内に言われた事を聞いて、行動して、後から思い返すと、良かったと思うことばかりです。

親は何時まで経っても親の方がいいですね。

このお二人の子供さんに会ってみたいものです。

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