京都人の舌
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最終更新日:2014/04/27
頑固おやじのひとり言, 食べたり呑んだり
友人の家の猫が近くのコンビニの鶏のササミを食べなく、鶏肉屋さんのしか食べない。 おつくりも、宴会で出たのを、持って帰って食べさせる。
贅沢だなあと思っておりましたが、昨今の食糧問題が発生すると自己防衛を考えなくてはと考えます。
京都人の舌は、決して美食家ではありません。一般の市民が、昔形の日本人が多いのでしょう。
美味しいか不味いか、安全か、値打ちがあるかが、寸時に分かるものさしを体教え込まれたと思います。 そもそも、美味しい物を言葉や文章で伝えられるものでしょうかと疑問に感じます。
経験から生まれる好みではないでしょうか?
たまたま市田ひろみさんと久しぶりにお会いして、もう年なので量もいらないし、あっさりした方がいいとおっしゃったので、 友人の息子さんの割烹にご一緒いたしました。
「ようしん」
値段がお安く、地元の野菜を少し料理をされ綺麗に盛り付けされております。とても気に入って頂いたようで、何度もご友人を伴って来られ、お店からも感謝されました。 ちょと中心から離れた、住居地域にあります。普通なら、赤提灯しかないようなところです。京の古い住居地には必ず一軒ぐらいあります。
漬物は、家庭の食文化で、糠や塩で味付けし樽でつけます。糠に入れる釘は昔からの家の物です、お安くできます。 ですから、真空パックに入ったものを買う事等考えられませんでした。
最近では、量り売りが無くなって、おいしい漬物になかなか出会いません。
コンビニのおにぎりより、家で握ってくれた、おにぎりと思います。韓国ではまだ家のキムチがありますね。
長持ち、安全、便利が美味しさを奪っていますね。
お茶の品質表示を具体的にという話があり、お茶卸し商の方が「ばかな!」と一言で終わってしまいました。
フランスワインも日本で売る場合は、防腐剤を入れないといけないらしいです。何でも決まりをつくらないといけないんでしょうか、買う時に、私は見たことありません。
伊勢の赤福さん、販売を再開されたら、沢山並ばれ、直に売り切れてしまい、買えないお客様からクレームが相次ぎ大変だった様です。
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