外国人でも着物が似合う人は多い
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最終更新日:2014/04/27
ひとり言, 頑固おやじのひとり言
昔、外国人VIPが京都にお見えになった時、着物を着てみませんかとたずねました。
時間のある方は、喜んでお召しになりました。
ある中国系のデザイナーは長時間脱ごうとはせず、午後からずっとお食事もされ、帯を締められているのに、 いつもより沢山召し上がっていました。
呉の服ですものね。
外人のジャズシンガーやプレイヤーはコンサートの時に一部は裃を着て演奏をしていただき、 第二部は脱いでもいいよと言っても、これを着て演奏されました。 お客様にも好評でした。 他のメンバー達も着たい着たいといわれ、打ち上げのパーティーで着ていただきました。 写真会場の様になっておりました。
郷に入れば郷に従うでしょうか。
着物は着づらい、動きにくいと言われますが、ヨーロッパの昔の衣装は一人で着られないような服が高級品でしたね。
位が高くなるほど、装飾品も増え、一日仕事だったはずです。パーティーは、自分のファッションショウーの様にして楽しまれていたのでしょう。
外国人でもスタイルの良い方は、日本的ではないかもしれませんが、非常にカッコ良かったです。 着物は日本人女性の体型をカバーするように出来ていますが、補う必要の無い方なら尚更なんでしょう。
1900年のパリ万国博覧会(明治時代)で、日本の浮世絵がヨーロッパの画家に影響を与え、 女優のマダム貞奴が、人気を博し、 欧米の鹿鳴館ファッションの様なお人形さんスタイルから、体にそって、楽に着られるファッションに影響を与え、 和風文様等もヨーロッパファションに取り入れられています。
映画はこの時日本に輸入され歌舞伎小屋で上映される様になりました。文化は国境を簡単に超える事ができますね。文化外交の必要性を痛感いたします。
今は日本食、まんが、電気製品、カラオケ等も世界に普及していますね。 東京で外国人のお土産の中に安いきものや、プラスティックの刀、地下足袋、アンパン、おかきなんかが重宝がられているようです。
ホンマモノも売れるようになったらうれしいですね。