中国での菊の栽培
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最終更新日:2014/04/27
ひとり言, 頑固おやじのひとり言
政経が混迷の中、中国に行ってまいりました。 威海市の要望を受け、日本人管理の高級野菜つくりをと計画をしていましたが、農薬混入事件等の逆風を受け、計画頓挫やむなしと覚悟をしておりましたが、友人が菊の栽培が出来るのかという提案があり、運の良い事に、日本人の現地工場長が、かつて菊栽培の経験があり、彼の管理下で試験栽培を始めました。
私は、難しいものだとは思っていなかったのですが、彼は昼夜現場に行き、農場の中で住み込む様になりました。 規格が定められ、真っ直ぐな茎でないといけないし、寸法も決まっているとの事、又、花弁のサイズ等、自然を相手にコントロールをしなければいけず、大変な努力をせねばならない事を身にしみました。
今回は、仕入れ先の社長とスタッフが同行され、おおむね、OKサインをいただき、スタッフの方も、現地で手伝うとの申し出いただき、安堵いたしました。
中国側もこのビジネスに参加したい方が申し出をいただきましたが、やはり日本に対して疑心暗鬼の感は否めないないものでした。野菜等今回の事件の多発で、日本側の未引取りが多く発生しているのが原因です。 中国側からすれば、日本人の言う事を聞きながら生産をしていたのに、日本のルール変更による未引取りも要因の一つとも考えておられます。
菊は食用ではないので、少し安心ですが、まだまだ、種を蒔いたら、自然と生えてくるぐらいの考えが漫然とある様です。
成果主義を根付かすには教育と管理しか無いとおもわれますが、日本の昔の庄屋さんの存在が出掛かっています、この方達との連携が急務と考えられます。
菊の栽培と並行して、高級野菜用の有機栽培の為土壌改良をしていきたいと考えております。