お金の為に魂は売らない
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最終更新日:2014/04/27
京都ってこんなとこ, 頑固おやじのひとり言
友人に誘われ、郊外のステーキ屋さんに同行しました。
30年以上続いている感じのお店でした。美味しくて、とてもこだわりをもたれているオーナーシェフで、頑固一徹の様な感じでした。
仕入は、滋賀県(近江)の提携牧場のみです、自分で出向いて確認して買われるとの事、最近は、サシが多いのが好まれているが、本当に美味しい牛肉は、サシの多さで決まる物では無い、サシが多いと胃にもたれてしまう、しかし最近のお客様はサシのことばかりを注目される、そのためにサシを入れる様な育て方をして売る業者が多い、肉屋が魂を売った商売をしていると嘆かれていて、自分はそれを絶対しないと断言され。料金もリーズナブルでした。
決して儲かっている様にはおもえませんでした。 これが職人気質という物なんでしょう、最近の産地偽装はまぎれもない、魂を売り渡した行為なのでしょう、生産日の少し改ざんは、規則の適用の違反であった、確信犯か、過失かとの違いなのかもしれません、その分かれ目が再興できるかでき無いかの線なのでしょうね!
最近の雇用調整にしても、経営者としての大変な決断かと存じます。資本主義的な考えなら、肯定される事が、日本的考えなら否定される、しかし乍ら、資本主義のルールを適応される企業であるというジレンマです。
京都の老舗にはたった一品、それだけをかたくなに進化させている店が多い、それゆえ大きくもならず、好況の恩恵も少なく、不況でも継続させていける、他をもって換え難い店が少なからずあります。少し変えれば儲かるといわれても、自分流を守る不器用な生き方です、私はそんな人が好きです。
積極的な諦め「明め」と言っています。
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