祭りは「奉り」
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最終更新日:2014/04/27
京都ってこんなとこ, 頑固おやじのひとり言
祇園まつりの宵山に、毎晩数十万人の人出があります。
今年は、男性の浴衣姿が多く見られます。
各山鉾の出店に、ちまき、お守り、手ぬぐい、うちわ、扇子、浴衣、安産の為の腹帯まで売られています。御利益(ごりやく)のおすそ分けでしょうか。
京都には未だに大小含めて年間200以上のお祭りがあります、前夜祭も含めると、ほぼ毎日どこかで祭りが行われ、神仏に感謝と祈りが捧げられています。
日々の生活が、気軽に自然とつきあいながら暦をめくっていきます。祇園祭りの雨が最後で、梅雨明けというのは頭にしみこんでおります。
祭りだから何かをしなさいという強制ではありません、日常の流れの中で楽しみ、お参りをするようになるシステムになっています。
自然と感謝と祈りに触れ、又、参加する事により、長老や先輩に教えていただき、一般社会の中での序列が出来てまいります。その中に文化がひそみ、技術が蓄えられ、京都という都市のアイデンティティが自然と伝承されて来たのでしょう。 山鉾の囃子方では40年50年経験されている方が多いです。
6月頃からは、練習を開始され、7月に入ると仕事そこのけで祭りの虜になっておられます、こんな方は京都を離れては住めないでしょうね!
カナダ生まれの日本の青年が、目を輝かしながら、御輿を担がさせて頂くと言っていました。