ブランド信仰
公開日:
:
最終更新日:2014/04/28
それちゃうやろ, 頑固おやじのひとり言
良き物、悪しき者を見分けるのをどのようにしているのでしょうか?
戦後生まれのわれわれは、本で見たり、マスコミにあおられたりして、自然とブランドを頼りに育ってしまった様です。
「これいいやろう」
「へー」
「何々ブランドです。価格はこれぐらいやった」
これは=いいものとは限りませんね、偽物をつかむ恐れがありますね!
昔 「この絵いいでしょう」と言われ、部屋に合っていないし、持ち主の個性でも無いのにと思っていたら、「500万円」したと言われました。「いいでしょう」と言われて答えに窮したことがあります。
「これはこれから値段が上がりますよ」と言われました。「アートが株券」の様に見えました。私はこんな事は恥ずかしいとおもいました。
数多くの中からほんまもんを探すのは難しい事ですが、失敗しながら覚えて行く物なんでしょうね、先ず、自分が欲しいと考え、価格を聞き納得して買うべきと思っています。
その為には、美術館や博物館、高級なお店で、ほんまもんを見て、自分の眼力を肥やすしかありません、古美術商を継いだ友人は、毎日が見て回るのが仕事と言っておりました。料理人なら、食べ廻る事が第一歩でしょうね!
一子相伝は先ず良い経験を積ませる事しかありません。
「人を見て法を説く」ということわざがあります。
初級者には初級者用の、商品をお勧めしたり、お話方もされます、上級者には、同好の士の様に、このような会話が出来る人が少なくなりました。
「何々ブランドだから」で売れる訳ですから。売る楽しみもありませんね。化粧品や、薬は際たるものですね!
新しい物は、高くしないと効きめが悪そうです物ね「昔も今も効きめで売れる○○○」が懐かしいです。