リゾートとは
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最終更新日:2014/04/27
ひとり言, 頑固おやじのひとり言
少々遅いバカンスを取り、海外へ行って来ました。
イタリア人の行く最高のリゾートの一つと言われ、ローマの西、シシリー島の北、フランス領のコルシカ島の南の地中海に浮かぶ『サルディニア島』です。
オルビア空港におり立ち、小一時間暗い道を車に乗り、着いた所がポルトチェルボというマリーナです。
ホテルは一泊30,000円もするのですが、それでも中クラスでバスタブも無いシャワーだけのコテージタイプでした。プールとレストランだけがリゾートホテルらしいものでした。真っ暗闇の中でチエックインし、荷物も自分で運びました。
翌日の朝食の時にお客さん達の顔ぶれをみましたが、殆ど子供連れはおられませんでした。
そしてショッピング街に行ってびっくりしました。
有名なブランドの店が、リゾートの村のウインドーにずらりと並んでいて、普通の店は殆どありませんでした。
マリーナには、見たことも無いような高級クルーザーが並んでいましたが、小さい船もたくさん係留されていました。
地元の方がボートに乗せて下さり、海から陸地を見たのですが、富豪の所有の別荘が自然に取り込まれた状態で点在していました。
その中の大きな一軒に見えるのがサルディニア最高のホテルで、海から上がって見てみました。
正直施設そのものはたいした物ではなかったのですが、お客様の態度、ファッションが、セレブそのものでしたし、スタッフも高級ホテルに相応しいサービスの出来る方ばかりでした。
日本のリゾートとヨーロッパのリゾートの概念の違いが歴然としているのは、ヨーロッパでは、非日常を求めてバカンスを取り、時間の制約から解放され、自然の中で自分を見つめなおす。また、リゾートでの新しい出会いから、その場でスケジュールを組んだりしている。
日本の場合、前々からスケジュールを組み、それに従って行動し、帰ったら「疲れたなぁ」と言いながら土産話をされる。
どちらがリゾートなんでしょうかねえ。
「リゾートの語源はリソウル(魂を甦らす)にあるのですよ」と教えて頂いた事があります。
自然の中で、読みたかった本を読んだり、知らない方とおしゃべりをしたり、自分で食料を買い出して料理をしたり、こんなリゾート感覚で、自分をニュートラルに戻し、人生を考える時間もあっていいのかもですね。
私のシルエットです。
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