旦那さん

昔は旦那さんが多くおられた。テレビドラマでは、京都や、鎌倉、御影(兵庫)の和風の建物で、きものを着て、ゆっくりなさっているご隠居さんの様なイメージです。

利益や地位、権力、名誉欲を求められなくて、自分の時間をお持ちですから、第三者的に物事が考えられる、公正な決断が下せられ、あの方に言われたら疑念を抱かず従える師の様な方です。
そこには、各政党の政治家からマスコミ、文化人、財界人のトップ等が相談に来られる人です。

大臣人事や、財界トップ人事等も相談されれば、人選して上げるというスタンスです。
広い人脈の中から、人間性等、履歴書に書かれていない所まで電話一つで聞ける調査網をお持ちの筈です。
読売新聞のナベツネさんなんか下野をしていたら、出来たかもしれませんね!
どこかに属していたり、著名過ぎると、動きにくいし、裏技も使えませんものね。

文化の面で行くと、谷町的な旦那さんがいて、作品を見て、売れる物は買わなくて、自分が認めた作品をお買いになったり、応援するために、売れ残った物を安くで買って上げたり。
いい物を作るのは芸術家、お金は追求できない、売れる物を作るのは商売人、どちらを選ぶのかと言うような選択をされます。 決して甘やかす様な事はされませんが、厳しく正しく育成されます。
朝青龍にそんな人がいれば、もっと長く横綱でいけたかも!白鵬には、それに近い人がいるのかも?

京都の西陣は倒産が少なく廃業が多い、業界の大旦那さんが、業界に損が少なく、経営者も細々と生きていけるように、仕切って上げられる様です。

総理大臣が頭を下げて相談にいく様な旦那さんが沢山いれば、もっと、スムーズな政治が出来そうです!

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