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ブータン王国

公開日: : 最終更新日:2014/04/27 ひとり言, 頑固おやじのひとり言

31歳のワンチュク国王と21歳のペマ王妃が来日され、国王は国会でご挨拶をされました。
ブータンの前国王が昭和天皇の国葬に参列された時に、初めてブータンの存在を知り、「世界の二周遅れの国でいい」とおっしゃた事を思い出しました。
人口70万人のヒマラヤの小国ではありますが、「国民総幸福量」(GNH)世界第一位の国としてのプライドをお持ちです。

何度かテレビのドキュメンタリーでブータン を見たことがありますが、超自然の国で、電気も通っていないところがあるようです。
日本の江戸時代の農村風景が近いのではないでしょうか?

国会での国王のご挨拶は、下記の通りですが、外交辞令が入っているにせよ、国王の謙虚なお言葉は、科学文明優先の世界の中にあって、日本人の忘れかけている資質を思い出させるものであり、暖かい応援とご忠告の様に感じました。
http://getnews.jp/archives/152497 

ブータンの国情
・土地/住居の完全保障(成人したら国から自動的に支給される。なんとケーブルテレビ完備です)
・インターネットもCATV回線経由で無料完備。全部タダ。
・食事の保障。「ごはんと主菜(おかず)と副菜(サラダ)」のセットが1日3食+酒が1日1杯。
・タバコは法律で禁止されてる(世界唯一の禁煙国家)。海外から持ち込む、通販で買うのはOKだが国内で栽培/売買は不可。
・より良い生活を望む場合は最寄りの労働安定所に申し込めばOK。
「どれだけ所得が欲しいか」を申告すれば、それに見合った労働(農地国家なので99%農業)が国から与えられる。
・宗教の自由、チベット系仏教とヒンズーが多い。
・失業率は3%弱だが、彼等は日本やアメリカでいう所の失業者ではなく、 「住む所とメシとテレビとネットがあればもういいや」っていう「働かない生活」を自ら選択した人
・中立宣言国であります。

こんな国際情勢の時の来訪は、ギリシャ・イタリアの財政危機、中東、アフリカ諸国の国内紛争、金融制度の行きずまり、地球温暖化、原発問題、資源確保競争、軍備拡大問題等々に対する警鐘の様に思えます
又科学文明の発展が、人間力を追い越してしまい、住環境の破壊や、精神文明の崩壊に影響しているのかも知れない。
若い国王を皇太子がご覧になって、天皇の摂政制も考えられたかも知れません。

今日、ご老人が、「オール電化にしたが、体に悪い様な気がする」とおっしゃっておられました。
便利を求めすぎて、健康に不安が生じてこられたのでしょう。

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