就職活動
公開日:
:
最終更新日:2014/04/27
それちゃうやろ, 頑固おやじのひとり言
大卒で就職しても、3年で3割が辞めて行くようです。
転職も思っている所に入れない青年が殆どであり、アルバイトをしたりニート君になっているとの事。
また、最近ではブラック企業と呼ばれる企業も出て来ています。
その中で、飲食店チェーンや小売販売チェーンで大きくなった所があります。
大企業に入ったつもりが、消費者相手の労働集約産業で、夢が破れたのでしょう。
就職先の名前だけにあこがれ、どんな仕事をするのかを知らなかった様です。
就職の内定をもらえば、それで安心をして、大学生活を謳歌しているからでしょう。
企業側からすれば、当然どんな仕事をするのかを理解して入社してきているものと確信しているでしょう。
私は大学生には、就社じゃないよ、就職だよと言って、常に話していますが、大企業での終身雇用を夢見ているようです。
高校生の時から、自分の希望の大学でなくても、有名校に入学するように、教師からも指導される様です。
有名校に何人入学できたかが、その高校の評価になるからです。
親もその傾向があります。昔こんなやり取りが国立大学のコントでありました。
「○○君、貴男は30歳ごろどこにいるの?」と女子大生が質問しました。
○○君は、「会社がどこに転勤させるのかわからない」と答えました。
「どこに住むかを考えずに就職するの?」と問いただされ、○○君は絶句しました。
大学生に「将来何になりたいの、何をしたいの」と言っても、答えが返ってきません。
私もそうだったので、仕方ないかなあと思っていました。
しかし、何か商売をしたいという気持ちはありました。
大企業では歯車になるだけだから避けたいと漫然と思っていました。
大企業に就職する友人を羨ましくもありました。
ご両親は一番子供の事を知っているのですから、自分たちの見栄を捨てて、子供の将来を考えて、向き不向きか、数社中小企業を紹介するなり、進路指導をすべきと考えます。
私は友人のご子息なら、子供にやりたいことがあるなら、少々の金銭的な応援をしてあげたらと言っています。
大学院にやったとあきらめなさいと言っています。
遺産相続で渡してもありがとうとは言ってくれないし、生前贈与したら、お礼の一つも言ってくれ、親子の絆も深まるかもと話しています。
今定年を迎えている世代は、それなりに、行きたい業種に就職しています。
勿論、同じ会社で定年を迎えている方もいますが、そうでない方も、それなりに過ごされています。
それは、高度成長の時代で合ったのが大きな要因であったと思います。
しかし、今の若い人には、これからはそんな時代ではないと思われます。
せめて、自 分のやりたい、自分に合った会社に就職するように、又、会社は社員を守ってくれるという幻想は持たない様に指導すべきと考えます。
- 1つ前
- 歴史認識
- 1つ後
- 戦前の教育と戦後教育