職業に貴賎あり
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最終更新日:2014/04/27
京都ってこんなとこ, 頑固おやじのひとり言
京都だけなのかも知れませんが、同じ仕事につくなら、きれいな仕事やだれもが出来ない仕事に就くように言われていました。
京都の職人さんは、昔、貴族に褒めてもらい、御用達になる事が金看板でした。
コピー文化は毛嫌いされます。「まねし」は蔑まれます。
もちろん「守・破・離」が示すとおり、先ずは師匠がする事を真似る事から始めますが、そこから独自の物を作っていき、自分流をつくらなければいけないのです。
まず「やりたい」から入ってしまいます。「儲かるか」からは入らないので、成功しても儲からない場合も多々あります。 売り上げをいくらしているという数量的な評価ではなく、何を生業として独自の事が出来るかなのです。
ですから、同業でも独自の物があるので、厳密には商売敵にならないようにします。
桶屋さんで京都一なら、日本一、世界一となりますね。
もちろん企業になるとそうは言ってられませんが、アメリカでは考えられないような同業者組合が仲良く運営されています。
任天堂は、先代まではカルタ、花札の会社でしたが、ディズニートランプをプラスティックでつくられ、成功されました。 が、即席ご飯や光線銃等で失敗され、自分の得意は四畳半の範囲で長い時間、安く遊べる物を作る事だと決められ、ゲームウォッチを開発されました。
その後、ゲーム機の分野で世界制覇されたのは、典型的な成功例だと思います。
最近では小学校でも教育機器として、試験的に導入されています。
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