人間尺 (尺貫法)
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最終更新日:2014/04/27
京都ってこんなとこ, 頑固おやじのひとり言
未だに、100平方メートルといわれてもピンとこず。30坪と変えて考えます。60畳か。
日本人の体形に合わせて、一畳は約96CM×192CMで一人が寝ることができ、三人が座れるとういうサイズが浮かんできます。60畳なら、60人が雑魚寝でき、座れば180人ですね。 一畳サイズの押入れも布団が三つ折で収納できるサイズです。たんすは三尺か六尺で畳におさまり、畳んだ着物もうまく入ります。
こういう規格がメートル法になると分からなくなります。
ふすまや障子のサイズもこのサイズに準じていますから、古道具屋さんに行って買い求める事もできます。洗いを掛けて使えば安上がりです。リサイクルの知恵ですね。
自分の親指の先から小指の先までは約20CMだ、などを知っておくと、物を測りたいたいときは便利です。
一合がコップ一杯分、三合徳利はビール瓶とほぼ同じで、茶碗の口は直径二寸五分(7.5CM)。 湯のみ茶碗も同じサイズで、丸い物は持ちやすい寸法なんですね。お椀は4寸12CM、お盆は腰の幅に合わせて一尺二寸(36CM)。
最近のものの寸法はまちまちで人間尺を無視し、無駄なスペースが出来たりしている。
もう一度先祖が築き上げてきたサイズを再認識し、現代の人間にあった基本のサイズを見直す必要があるのではないでしょうか。
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