中国出張(山東省)1
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最終更新日:2014/04/27
ちょっと記録, 頑固おやじのひとり言
元社員から中国で会社を興しているので見てほしいという要請があり、日本から近い山東省に行ってまいりました。
7年前に威海(ウエハイ)という市に行っていたのですが、良い印象が残っていた都市であり、そこへ来て欲しいと言う事なので出かけてみました。
中国の農産物や水産物の宝庫という事で豊かな省のようです。
煙台(エンタイ)空港に降り立ちました。田舎の空港で目立った建物も無く、郊外にあるのでしょう。
暗い畑の真ん中の道、コンクリート道路を振動を感じながら、走りました。建物にもあまり光が無くゴーストタウンの様な気分を感じておりましたが、 威海市に入ると、アスファルト道路に変わり、ナトリウムの街路灯が点いていました。街中は大変インフラが進んでいるようで、ビルも高い建物が建っていました。
威海
翌日は工場視察に行きました。町には高い近代的なビルは何個かだけでした。
威海特有のヨーロッパと中国を混ぜたような、白壁で赤いレンガの様な屋根がついた建物で、統一されていました。
人口は近隣をいれて260万人との事でした。又、世界で100都市の中の1都市に選ばれている住み易い都市との事でした。
都市の姿勢がはっきりして、序々なる進化を考えておられるのが、ひしひしと感じられ、 空気も清浄で、道路も清掃され、広い道と大きな沿岸沿いの公園と、申し分ない都市でした。
工場は残念ながら、安かろう悪かろうの商品しかなく残念に思いました。
夜には大学の女性教授とお話しし、環境がよい為、有名大学の分校が建ってきているようです。
孔子や、孟子、諸葛孔明等が出た省であるとの事でした。
韓国人が1万人、日本人が80名在住で、日本へは水産物や農産物、仏檀等の輸出がメインとの事でした。
最終日は青島に行き、日本語学校を視察しましたが、京都の40代の経営者が日本人教師で教育をされ、 在校生は250名で制限しているとお聞きし、このような日本語学校がまだ数校あるようです。
日本熱がありそうですね。青島はかつてドイツ人が多く住んでいた沿岸リゾートの様な昔の面影が殆ど消え、 ビルラッシュで、空気も汚れ、住みたい気のしない都市になっていました。
青島
中国最大の電気メーカー、ハイアールの町の様になっていました。
都市の成長が如実に分かり、考えさせられる所がありました。京都が景観条例を厳しくしたのもいい政策であると実感いたしました。
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