雅楽
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最終更新日:2014/04/27
京都ってこんなとこ, 頑固おやじのひとり言
京都にいちひめ雅楽会があります。
市比売神社の飛騨宮司が26年にわたり、指導にあたられておられます。
現在では約200名が加入し、各大学にも雅楽部があります。
雅楽とは
http://www.kyoto-ap.ne.jp/gagaku/01-overview.htm
1400年前奈良時代から大陸からの楽器や舞が入ってきて、その後日本化して平安時代に完成された古典音楽です。 この時代の楽器や衣装のほとんどがそのまま現代にも伝承されてきたものです。
ヨーロッパのクラシック音楽は400年前ですから、古典中の古典ですね。
五線譜もありません。指揮者もいません。何かの楽器のリードで始まり終わるのです。
舞衣装や面をみても明らかにアジア各地に起源を持つ楽曲(がっきょく)であり、中国、インド、ベトナム、中央アジアなどから伝わったものを 「唐楽(とうがく)」、朝鮮半島などから伝わったものを「高麗楽(こまがく)」というそうです。
日本がアジア文化の集積場となりそれを日本風に完成させています。
いちひめ雅楽会は今年長安(西安)で公演を行い、絶賛されたようです。 もちろん1000年以上前に日本に入って来た中国の文化を今でも日本でお預かりして、現代の日本の若者に継承させていただいているという宮司のお話があったからと思います。
日本の篆刻(ハンコ等に彫ってある)の先生が篆刻文字を中国で披露したら、中国の書道家等や大学の教授から教えを請われたと話されていたのを思い出しました。
文化の継続とは大変有意義ではあるが、残す為の苦労は並大抵でないと痛感しました。