私たちは西洋人じゃない
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最終更新日:2014/04/28
京都ってこんなとこ, 頑固おやじのひとり言
日本が西洋文明をとり入れて150年。
多くの日本人が外国に旅立ち、世界を回って来た日本人の目線は足元である「日本の文化の中で育った自分」と言う独自のシナリオが必要となっています。
具体的には歴史への志向、そこからは「文化」「固有性」エコロジー(自然回帰)、「ヒューマンリレーション」に強く惹かれるようになってきました。
リクルートが25歳以下のモチベーションを行ったところ、最も多かったのは「社会貢献」、 第2に「自分が興味を持てる文化的な仕事」、第3に「所得を上げたい」で「お金が欲しい」というモチベーションは絶対的でなくなったようです。
最近柊家旅館の社長のお話で、海外留学から帰られた子女の就職が多いとお聞きしました。 きものを着て、茶道、華道、サービスの勉強をしたいとの理由からです。
「再学習」ですね。
学習すると又モチベーションが変わり、自分で作って見たくなる、したくなるですね。
「衣食足って礼節を重んじる」物理的満足が得られた後、何か社会にお返ししたい、また、自分とは何かを問う時代に入ったようです。 団塊の世代は、退職後マイアートをもったり、自分の今までの経験を活かしたボランティアの様な職に就きたがっておられる「自己表現欲求」ですね。
文化回帰に素直なのは若い世代です。経験していないから新鮮に感じる、無意識に感じられます。
事実、最近は落語ブーム、書や盆栽、当然彼ら流のアレンジはほどこされているが、カリスマが現れ始めています。
「サラダ記念日」の俵万智さんあたりからでしょうか。日本文化への新鮮な回帰が見られる様になった。
人形浄瑠璃から、歌舞伎になった題目も多いと聞きます。現在はアニメからドラマや映画になったりしています。
歴史は形を変えながらも、踏襲されていくもんですね。
NHKはすごいですね。風潮を先取りしています。「ちりとてちん」で落語、塗箸、小浜を主題としました。
小浜は元気になりオバマも取り込んでしまいました。
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