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新緑の真如堂
京の頑固のひとり言

No.103 丹後の国

友人に誘われて、丹後の宮津に行ってまいりました。

宮津は日本三景天橋立で有名ですが、籠神社(このじんじゃ)は2000年以上の歴史があり、お伊勢さんが元々あったという事から丹後一ノ宮神社(元伊勢)とも呼ばれます。
このお宮さんの港で宮津になったのでしょう。


海がとてもきれいで、伊根にまで船を出していただき行ってまいりました。職住一体の漁師さんの町です。
浦島神社があり、竜宮城伝説があります。秦の時代の中国人徐福も祀ってあります。

宮津市内に戻り、一時は歴史的な花街を訪ねましたが、人通りも無く閑散としていました。清輝楼に宿を取っていただき、館内案内をご主人にしていただきました。

江戸から明治大正にかけて、絵師、小説家、詩人、書道家等が滞在され、作品を残されています。長逗留をなさって、作品づくりをされたんですね!
なにか時間の流れがゆったりとしているようでした。


翌日は漁協に行ってせりをみました。やはり、鯛や、アマダイ、アジが多く、大きい鱸(すずき)も上がっていました。


丹後由良のハクレイ酒造をお訪ねし、会長から、「拡大を望まず品質本位の仕事をしてきて、畑が無くなれば自分達で持ち、山の水が引けるようになったのですが、軟軟水の為発酵しないといわれたものの、やってみて美味しいお酒が出来ました。
最近は杜氏に頼らず、自前の社員を研修させ、品評会で賞を頂く様になりました」との事でした。

杉の木の樽や、桶がいまだに工場に無くてはならないものです。
杉玉が玄関につるしてあり、仕込み中の看板で、この工場は時間が止まっているようです。1988年作の古酒を賞味させていただきました。

その後、稲尾醸造富士酢に訪れ店主に案内していただきました。
酒から酢作りをする事改めて教えていただきました。やはり杉桶とむしろ、竹の道具等、昔のままでの製造法を継承されています。大体の新しい器具でも実験された様ですが、自然には勝てないし、神頼りしかないとの事でした。

時代の流れにのるのか、必要な物だけを取り入れるのか、伝統産業は継続を常に頭に入れ、舵取りしなければなりませんね、不景気ていつものことでしょうという様な達観しているような所がありました。気持ちの余裕ですね。

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