取り残された?京都
日本人は元々、季節の移り変わりを楽しんで来た民族ですが、最近はエアーコンディションが効く平準化された現代的な人工環境の中で生活をしている。 欧米は「夏冬はヴァケーション」で「春秋は仕事する時」と二季になっています。 京都ではまだ、正月、節分
日本人は元々、季節の移り変わりを楽しんで来た民族ですが、最近はエアーコンディションが効く平準化された現代的な人工環境の中で生活をしている。 欧米は「夏冬はヴァケーション」で「春秋は仕事する時」と二季になっています。 京都ではまだ、正月、節分
前話で蟹の話を書いていたら、無性に食べたくなりました。 以前「祇園萬両」の女将から、「蟹料理、承りますよ。」とおっしゃって下さった事を思い出し、 行ってまいりました。 石川県の蟹でした。ブルータグが付いていて生きた状態です。 下の写真は勢子
ボージョレイヌーボーの季節ですが、私は松葉蟹の解禁の方が待ち望まれます。 40年ぐらい前に、母が山陰の香住から蟹を買って帰って来た時、「5,000円もしたわ。」と言っていました。 その当時の値段です。 私が「ステーキの方がいいのに」と言
最近やたらとイジメについての報道が多い。 小学校の時は近隣の学校に通い、私はイジメられることは無かったのですが、 その頃は先生が怖く、自分は悪く無いと思ってても謝らされたことがあると思っています。 又、イジメられているのを見ると止めに入って
十一月七日現在、京都の紅葉は山間部で三分まで色づいてまいりました。 「貴船」 星野佑佳 この調子なら十五日ぐらいからが本格的になりそうですね。 紅葉の「穴場」を良く聞かれるのですが、一般的に「穴場」と言われているところも、マスコミに取り上げ
「京都に詳しい人」になりたい場合、情報誌からの知識だけでは「一般的に良く知っている人」にしかなれません。 京都在住の人でも、中心部、特に祇園を初め、五花街にある古くからの食べ物屋さんやバーに行って、年配の主人に色々聞く事が大事です。 「お寿
最近は京都の紅葉の名所と呼ばれる場所が変わってきました。 広告のせいでしょうかねえ。 人ごみに流されながら紅葉を見るという様な見物の仕方になってまいりました。 40年ほど前、京都で紅葉名所と言えば、『高雄』『清滝』でした。 清滝までバスで行
十数年前初めて、友人が貸しきっているおうどんやさんの二階での『鞍馬の火祭り』見物に招かれました。 そこは今から思えば言わばかぶりつきで立地最高の観覧席でした。 出窓に出ていると松明でススは鼻に入り、掛け声の「祭礼や、最良(サイレイヤ、サイリ
私の大学の同期で、彼の友人の陶器屋さんのお父さんの影響で、学生の頃、お茶屋さん遊びにはまり、会社に勤めてからも足しげくお茶屋に通い、 『常磐津巴博太夫 柏貞君一』という名取になった御仁がおります。決して上手とは思えませんが。 トップページの
京都人とイタリア人と似ている所と全く違うところがあります。 京都は気に入られたらとことん尽くしていただける所があります。 「一見さんお断り」とよく思われていますが、ちゃんとした身なりで失礼なくお願いすれば、「どうぞ、ようこそお越し下さいまし
イタリア人は人生は楽しくなければ生きている意味がないという人種であります。 全く私も同感なので、イタリアに惹かれて何度も行っているのかもしれません。 「郷に入れば、郷に従え」と言うことわざは英語でいう「In Roma do as Roman
少々遅いバカンスを取り、海外へ行って来ました。 イタリア人の行く最高のリゾートの一つと言われ、ローマの西、シシリー島の北、フランス領のコルシカ島の南の地中海に浮かぶ『サルディニア島』です。 オルビア空港におり立ち、小一時間暗い道を車に乗り、
妹のご主人が川床が好きで、姪御の誕生祝いを兼ね、京都で一番古いと言われる料亭「ちもと」に行って参りました。 南座の西向かいの対岸です。四条大橋の西側古い洋館の「東華采館」横の小路『西石垣(さいせき)通り』を先斗町の反対側を入って行きます。
今年の五山の送り火「大文字」の日は、金閣寺近くの友人の家に招かれ、大人数での宴会でした。 八時にはベランダに上がり、大文字の点火を待ちました。 時間通りに点火されたのですが、丁度「大」の字の前に電信柱が立っており、情緒を台無しにしていました
京の家は夏向きに作れと申します。 昔は暖をとるためにはおこたや火鉢を利用したり、たくさん着て着膨れさせたりしていましたが、夏は氷柱ぐらいしか無かった為、 風通しが良くなる様、間口が狭く奥行きが長い造りに家を作りました。俗にいう「うなぎの寝床
鉾には、車で言うボディーの四面は、胴掛けと呼ばれる絨緞のような物で飾られております。 これは寄贈品で、ペルシャじゅうたんや、ベルギーの旧約聖書を題材とした織物、仏教の経典、インド、中国、朝鮮等の胴掛けなどや、又、京都在住の染色作家デザインの
七月の声を聞くと、夜になると祇園囃子の練習の音が聞こえてまいります。 小学生から、老人までが一緒に練習します。先ずは鉦(かね)からが初心者の入り口です。一人前になるまでは、鉾にはのれません。 ♪コンコンチキチン♪で代表されますが、メロディー
取材お断りのお店も少なからずあります。 良く雑誌社からも紹介を頼まれますが、どの本なのかを見極めて紹介するようにし、先ず、取材の心得からお話します。 他都市では歓迎される事でも、断られる場合が多いからです。 私が何年も利用して親しいお店でも
自分のお気に入りの場所を水場といいます。 子供の頃、カブトムシがいる所や、魚の取れる所、水晶が取れる所など、なかなか友達は教えてくれませんでした。 皆が行くと取れなくなったりするからです。先輩のお兄さんに教えてもらうぐらいしかありませんでし
どうしても自論を持っていると、正面衝突する事があります。 相手のほうが明らかに間違っている事でも、それを指摘してしまうと反発される事も多いです。 その点、京都のお年寄りは、かわし方が上手な人が多いです。 相手をへこまさないで自論にうまく誘導